怒られたら消すよのKOWA PROMINAR 8.5mm F2.8

書き出しが必ずご無沙汰ご容赦から始まるブログですみませんホントすみません。タイトルが弱気なのは、店頭でためし撮りした写真あとから見ててエントリ書きたくなっちゃって、まんま使ってるからなのです。キャンディッドフォトってことで見逃してくれよう!

さて、ようやく出たね、このブログで君のことを書いたのはふたつ前のエントリだね。もう1年前になるんだけれどさ。ぼくらは似た者同士だね(何を言っているんだお前は)。

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Webサイトの情報では分からなかった、巨大な樹脂製フードが付いてる素っ頓狂な外観にまずは笑いましたよ。これ、ガイドも何もないカブセ式で、妙に大きな手締め留ネジが付いてます。「本体に注力していたらフードのことを忘れていたが、たかが樹脂製フードをオプションで売るなどど忍びない。とりあえずだが機能するからこのくらいで許してくれ。不器用ですまん」といった感じか。ピントリングは過去の展示試作では試行錯誤があったみたいだけど、コンサバなローレットの金属製に。紙カタログに「シネ」の字は入ってないからこれでも良いんだろうけど、どうせならギアにしてくれれば。

いや鏡筒の仕上げは素晴らしい。見るからに肉の厚い逞しい削り出し感満々ながら、程良く艶の消えた黒々とした肌。プラやアルミ缶みたいな凡百の軽薄な今時レンズの及びもつかぬ堂々たる存在感。舶来のエッセンスを添えて小粋なコシナともまた少し違う垢抜けないデザインだが、それゆえ生真面目に太めで深々と彫られた指標、誇らしく刻印されたロゴマークと相まって、昭和のニッポン光学機器を思わせる!キューポラのある町で青春の葛藤を胸に秘めた処女童貞たちが、額に汗して黙々としかし決然として挽き、ブラストし、染め抜いているに違いない!

絞りリングにはちいさな円柱ボタンが付いてる。これを押しながらだと、F値指標の限界を超えて回せるようになる。そして180度回すと、なんと裏側にT3~のT値指標が刻印されている!ボタンを離すとT値の限界で止まるようになる。こっち側はクリックレスだ。賢い!直感的で実用的!

腰に提げてたGH4に付けさせてもらって撮ってみる。

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見よ!この如何なる暴龍をもひと呑みにする広大なパースペクティブを!これが軽便なれど充分な素子サイズを持つマイクロフォーサーズでISO200の1/100で切れるのだ!闇を斬り裂き文明領域を押し広げる興和の科学光学力!進め1億硝子玉!

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ピントリングのストロークがやたら長いのはちょっとガマンだ。ファインダーや液晶で見る限り、収差は全く感じられず開放でもなかなかシャープ。歪みなく直線はズバリと直線。さすが最新レンズだ、恐れ入る性能。

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蛍光灯に向けてもゴーストとか一切出ないぞ。ほんのりフレアは乗るけどむしろ好ましいんでないかい。あのフード要らないんじゃ……いやウソ。

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そしてこんなに寄れる。最短焦点距離20cmだって。魚眼歪みがないデカ鼻写真をマイクロフォーサーズで!

ほんの1年前は、マイクロフォーサーズは広角単焦点(特に超広角)に乏しいのがウィークポイントだったけど、ついにこいつが発売され、間もなくSLR Magicから10mm T2.1が、そして来年にはコシナ フォクトレンダー Nokton 10.5mm/F0.95なんて魅惑のレンズが待機している。ついにシステムカメラとして完成した感がある。なんだか過渡期の産物に思えたフォーマットだけど、末長く愛されていくのかもしれないね。

さあて、先立つものを稼ぐために仕事に戻るとするか。
ほんじゃね。

OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8

4ヶ月ぶりのご無沙汰、仁太郎です。ああ色々なことがあったなあ。

さて久々に書こうと思ったのはOLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8を入手した故ですよ。

M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8

マイクロフォーサーズのレンズはずいぶんとラインナップ豊かになりましたが、ライカ判換算50mmになる標準レンズは、パナソニックやコシナから出ていたものの、そちらへの遠慮か無印フォーサーズメインの建前上かオリンパスにはなかったんですね。このメーカーのカメラシステムとしてのマイクロフォーサーズは、このレンズが出てやっと始まったと言えましょう。こんど絞りリングにクリックキャンセルが付いた2型が出るコシナ フォクトレンダー Nokton 25mm/F0.95の描写も大好きなのですが、オリンパスの近代レンズらしい開放からシャープなのも捨て難いので行っちゃいましたよホレ。カラーバリエーションはシルバーとブラックが選べますが、最近筆記具代わりに使ってるE-PM2に似合うシルバーをチョイス。既に持ってたシルバーの45mm/F1.8とも揃うしね。

オリンパス製レンズはレンズフードが別売のことが多かったですが、このレンズは鏡筒と同じ仕上げの樹脂製フードが付いて来ます。それでも良いんだけど、使いが荒い私はすぐ傷だらけにしてみすぼらしくしちゃいそうなんで、46mm径フィルタスレッドに中国製のメタルフードを装着。この穴が空いてるデザインは、レンジファインダーのカメラでファインダー像を損なわないようにしたのが発祥なんだけど、その後ユーエヌが懐古趣味オシャレで同デザインのもの(37mm径)を作ったののコピーと思われます。フード対物側にもネジ切ってあって便利ですよこれ。黒塗装が弱くてその辺がもう既にポツポツ剥げてますがw

そしてマウント側を見てみると、45mm/F1.8と同様に生産国が記されていますが、45mmがMADE IN CHINAなのに25mmはJAPANです。オリンパスは既にデジカメの製造拠点を国内に持たないので、製造は社外なのかも知れませんが、自国産てのはちょっとアガるぞ。

F1.8とまあまあ大口径、とりあえず女子でも撮りたいし撮影会でも行ってみますか。以下例によって参考にならない作例は絞り開放JPEGで。

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モデルは和地つかささん(@tsutam_)。アラいいですね。AFも速くて静かでスパッと決まるよ。まあ開放でもそんなにボケはしないけど。マイクロフォーサーズだしな。でも立体感あってシャープで良いよこれ。

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モデルは小川まりなさん(@ogawamarina)。いやん可愛い。これは色ちょっと補正したのでオリジナルではありません。さっきのは正方形画角だから分からなかった周辺減光が少し出てるけど、味のうちで許容範囲。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

相変わらずカブに乗ってるけど、さすがに雨や雪に耐えかねてさいきん軽にも乗ってます。不人気車で安かったけど丸目が可愛いでしょ。横から見るとただのアルトだけどさ。ナンバーにモザイク入れたからこれもオリジナル画像じゃないです。でもボケの傾向は掴めるかな。ちょいと2線ボケのような気もするけど、映り込んでるビル窓のデザインのような気もする1葉で……本当に参考にならないじゃねえかこのページ!

さて性能の割になかなかに軽量コンパクトなこのレンズ、こちらもコンパクトなE-PM2によく似合います。お仕事の撮影ではより重くてデカくて選択肢の広いNoktonメインは変わらないでしょうが、ロケハンや日常にはこれすごく便利。FlashAir入れるとすぐTweetできて廃人仕様に。E-PM2はFlashAir対応を謳っている割に、Class6 8GBのは途切れ過ぎで使い物にならなかったけど、Class10 16GBのはちゃんと送れるようになったぞ。速度は内蔵Wi-Fiに敵わないけどこの汎用性は捨て難いのだ。

1959年に初めてつくられたオリンパス・ペンは、メモするように気軽に撮れるようにと開発者の故米谷美久氏が名付けられたと伝えられます。ほんとうに軽便なE-PM2とこのレンズの組み合わせは、その思想を現在の技術でより正鵠に体現するものだと思っております。

KOWAから待望のマイクロフォーサーズ超広角単焦点登場!

そしてまた半年のご無沙汰ご容赦、仁太郎です。
誰か読んでくれてるかしらこのブログ(笑)。

今度は父が亡くなって、4歳甥っ子は短い間に人の死を見過ぎじゃねーかなとちょっと不安になったり、いや生きる指針が出来たりするのかなと考えたりしてたのと、このサボり具合に相関はありません。

さてInterBEE、仕事溜めたりなんやかやで最終日の終わり際にギリ滑り込むダメっぷりでした。BlackmagicDesignのブースでけー。広い写真撮ってないや、てか持ってったカメラがテストしようと持ってった趣味用かつ変なのばっかでしたからね。某兄貴写っちゃってるスナップで雰囲気だけでも。以下写真はヤフオクで割安にお譲りいただいたCマウントSchneider Xenon 25mm/F1.4とE-PM2でお送りします。
BlackmagicDesign booth

ARRIのAMIRAたん現物初めて見た、これまた意外とでけえ、重い。実際担いでみた報道カメラマンさんによると印象は「カタい」。ううむこういう上等なカメラに対するボキャブラリーを持たぬ私には色々と分からぬ。

ARRI AMIRA

しかししかーし!最も私の心を捉えたのは、なんと星屋さん鳥屋さん御用達、オタク的にはいにしえのアナモフィックレンズで印象深いメーカー、ウェブサイトにもうアイソン彗星の写真載ってるぞのKOWAであった。

何の前触れもなくマイクロフォーサーズ用単焦点レンズ一挙6本を堂々ラインアップ!

KOWA Micro Four Thirds Primes
いずれもマニュアルフォーカスで8.5mm/F2.8、12mm/F1.8、16mm/F1.8、25mm/F1.8、35mm/F2.0、50mm/F2.0。全長7-8cmに重さ325-340gの扱い易いサイズ。

KOWA 16mm and 8.5mm

待望の超広角単焦点8.5mm/F2.8と手頃な広角16mm/F1.8は来年2月頃には発売できる準備が整っているとか。遂にマイクロフォーサーズ動画者が求めていた最後のピースが嵌まる!これだけではるばる幕張メッセまで足を運んだ甲斐があったってもんだ。てかInterBEE、規模的にビッグサイトでもできそうな気がするんですけど来ません?(笑)

あ、ちなみに「アナモフィックレンズは出さないんですか?」と聞いてみると「今のところ予定はありません。今回20人くらいに聞かれましたよ」ですって。意外といるな同好の士。Letusから出ちゃったし、SLR Magicも試作中だから商売的には難しいかも知れませんが、ズバッとシャープで作りの良いKOWAのアナモフィックレンズもまた見てみたいなあ。